[ムカつくぅ~。!]
[真紀、どうしたの?]
[どうしたも、こうしたもないわよっ!]
[あの~、ハゲ課長ったら。・・・]
[これ見てよ、これ!]
[次の企画の報告書、真っ赤っかっ。・・・]
[ねえ、美樹はどうなの?]
[うーん。]
[私は、そんなこと今までないわ。]
[えっ~?]
[私は、毎回よっ!]
ハゲ課長こと佐藤は、未だに怒って育てるのと、逆に優しく育てるという、古臭い考えの上司の心構えを持っている。
女性にこんな扱いをすると、セクハラで訴えられそうな大問題である。
[まあまあ、そんなにカリカリするなよな!]
目の前のデスクに座っている勇気が言った。
美樹と真紀の同期入社の同じ年だが、勇気は先輩で2つ年上となる。
[カリカリするなって言っても、こんな差をつけられると、頭に来て当然よ!]
[あ~、思い出したら、また頭に来た。・・・]
[ふっ。]
勇気は下を向いたまま小声で笑った。
[あのハゲ課長は、ったく。・・・]
[あっちも、木村の事、ブスとか思ってるかも?]
[・・・]
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「いつもと変わらぬ朝!」
私は、短大の2年生。恋愛に恋をしている乙女...
彼氏居ない暦20年の私は、日々、白馬に乗った王子様の来る日を首を長くして待ち焦がれている。
[りりりりりりり---・]
いつも、この古臭い目覚まし時計の音で目が覚める。
[マホちゃん!]
階下より母の声が聞こえてきた。
[うーん!]
[トントントン]
寝ぼけ眼で一階に降りて行くマホ。
[バタバタバタ」
[おはよう!]
姉のシホが挨拶をした。
[お姉ちゃんおはよう!]
[行ってきま~す。]
[行ってらっしゃい~]
姉は、慌てた様子で家を飛び出した。
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