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「浩二は、高校の時にバイトしてたのか?」
「バイトの経験はないですね。」
「そうだよな! 親父が俺の子供も含めて、あれこれ買ってくれてるし、小遣いも結構もらってるから、しなくてもいいいからなあ。」
「うん、助かってる。」
妻が相槌をいれた。
「それよりも世間のような、問題は別として、浩二の目が座ってるような気がしてならないんです。」
「何?」
「それならば、俺には答えが出せないぞ!」
「そうですね!」
「まあ、明日会社に行って、新人に聞いてみるから、この問題は、また、連絡することにして...」
「うん、お兄ちゃん、頼むわ。」
こうして、普通の会話だけして、義兄は帰って行った。
夕方になり、晩御飯の準備をしなければならない時間になったけど、妻は気になる事があるのか、いっこうにその場から立ち上がろうとしない。
「陰陽師さんが、来てからだよね?」
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「お父さん?」
「何?」
「兄ちゃん、帰って来る?」
「多分、お母さんからおれて、連れて帰ってくるよ!」
「はははっ!」
「あるある、絶対、兄ちゃんが考えを変える事はないだろうね!」
5分後、妻が帰ってきた。
「ガチャ! ドンドンドン!」
息子が先に家に入り、ソファーに座っている私とダイニングの椅子に座っている娘のほうに目線をむけずに、リビングを素通りして洗面所に入った。
「ただいま。」
妻は、うつむき加減で挨拶をした。
娘は、兄の帰ってきたのを見届け、何も言わずに自分の部屋へ戻った。
まさか、息子自身が帰ると言ったのでなく、妻が黙って車に乗れとか言ったのではないかなと思い、聞いてみた。
「浩二は、何か言ったのか?」
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