原子力発電所の安全対策

原子力発電所の安全対策

原子力発電所の震災による事故のニュースが話題になっています。
日本の原子力発電の歴史も40数年経過しその間大小の事故はあったもののこのたびの震災による津波発生で冷却機能の損壊によりまた世界でも自然災害により発生した事故による被害とその被害に付随して起こっている2次的3次的被害へとかなり拡大しています。

 

システム

そもそも原子力発電についての安全システムについては安全神話なるものもあり、原子力発電だけでなく大きな工場、例えば製鉄所や製鋼所などひとたび外的な要因すなわちイレギュラーな状況になった場合などロジックは人間の脳並に判断できるいろいろなもちろん安全に動作させるシーケンスが組み込まれています。

・フールプルーフ
人間が操作ミスをおかさないように設計することをいい、イレギュラー(突発的事象時)人間が誤った操作を行ってもその操作通りには決して機械や機器が動作・働かないようにインターロック機構というものも組み込んでいます。

また、人間が操作を行う操作スイッチ(切替スイッチ)や押しボタンの色をとか、そうしたスイッチやボタンが他のスイッチなどの操作時にオペレーターの動作時に肘や作業服そのほかの品や道具などが当たって切り替わらないようにカバーを取り付けたりします。

・フェイルセーフ
設備に異常や故障が生じた場合(地震による揺れをキャッチ)、これらを安全な方向に停止させることをいい、例の原子力発電所で稼動していた炉でも制御棒は上昇し炉内から引き抜かれているというニュースがあり、フェイルセーフ機構は正しく働いていたということになります。
原発

 

電源の損失

また、このフェイルセーフには、電源の損失により予備電源による代替操作電源が働き更に通常の停止状態といった状況とまったく変わらない動作となるのですが、例の原発ではその予備電源の機能を津波によって失ってしまい、運転していた炉だけでなくスタンバイ中の隣接炉の冷却機能を失った結果がこのたびの震災のネックになってしまっています。
このフェイルセーフ機構には例えばエアー駆動式のダイヤフラム弁といったものを使用し正常運転時にはエアー力により抑えられていたダイヤフラムエアー圧力低下により自然に開放できるようにといった一般的に考えられる弁の逆の動作をするものを使用しています。
その他伝送機器により追従機能をも備えていたりするのもこのフェイルセーフといったもののひとつです。

・放射能の防護
放射能には一般的にα線とβ線そしてレントゲン検査などでよくにするX線とγ線といったものがあります。

【N95】 感染予防対策セット 【セット1】(N95マスク2枚+手袋1双+無気孔ゴーグル1個+化学防護服1枚:防護服、フリーサイズ L~3L対応の伸縮ゴム入り)

政府の話によると半径10km/hは圏外退避そして30km/h内は屋内退避ともいわれましたが、まずα線であるならば紙(新聞紙でも当然洋服でも可)なので作業に従事する人は紙とビニールとの2重の防護服を着用でよいようです。
次のβ線の場合はこれに薄いアルミというものなのでアルミホイルを巻くとツイッターなどで噂になっていましたが、ダイオキシンとかの作業にあたる時に着用する化学防護服のようなものでは防ぎにくいかもしれませんね。
X線についてはレントゲン検査を受けた人の中でも精密検査にあたるものにでは鉛などの鉄板で防護し撮影箇所以外を保護します。
γ線レベルの透過を防止するには更にコンクリートの防護壁が必要なので、よく冗談のように使われるシェルターには鉛とコンクリートで覆われた場所が安全といわれます。

防護服で保護できない顔面や頭部ではヘルメットやマスクを着用しますが、塗装や塵埃等の多い場所で作業する防毒マスクや前面シールドタイプの面体ものとなるようです。

こうした怖い放射能というものについての対策としては一番にその特性を知るということであって怖さを知らないと対処法が見つからないとなります。
自衛隊やハイパーレスキューやそういったイレギュラーで有事な作業に当たる人はそれだけの知識と資格を持っているという評判でしたが、TVのニュースで流されたその撮影画像には全くの無知な隊員に指示を出している声も録音されていて実際これまでの前評判は全くの眉唾ものと思えて仕方ありません。

シゲマツ 化学防護長靴RS-2 79720_8730

安全に収束できるか否かはこのイレギュラーな事象に対してどれほど責任感を持ち合わせているかまた絶対に保身に走らないかにかかっているのでしょね。