サルベージ船が超重量荷を吊り上げられるのは

サルベージ船が超重量荷を吊り上げられるのは

隅田川に架ける橋のニュースをやってましたが、そうか、5日の日にゆりかもめから見えていた有明のどこかの埠頭のサルベージ船は、おそらくその橋を吊り上げるために待機停泊していたものだったのだと今気付きました。

こうしたサルベージ船は、最近では橋を架ける目的で使用されるのも多くなり、数年前には、呉の海の博物に退艦した潜水艦を陸上に吊り上げ、またその数年後には同じく呉の第2音戸大橋を架けるために超ヘビーサイズのサルベージ船、また東京湾のゲートブリッジには複数のサルベージ船が使用されました。

そして、このサルベージ船を保有する会社は、元々は戦後に旧日本軍が保有していて、終戦までの間に連合軍に沈没させられた多くの軍艦を引き上げるために、急速に発展したということです。

その他、埠頭の建設や護岸工事や、工場建設時や陸上輸送できない工場の大型設備をメーカーなどから艀で運搬し、埠頭で荷卸に使用したり、震災時に桟橋や埠頭、または、湾内などに沈んだ海底の大型の瓦礫類などの異物などを引き上げるために使用されていますが、遠めに見たその吊り上げた姿はまるでゴジラといわれるように、台船先端に突き出た主塔(ジブ)部が斜め前方上部に行くほど細くなり、平行になる先端上部までの横から見た形となっているからだと思います。

このサルベージ船の仕組みについてですが、そもそもこうした移動するクレーンは転倒防止のために、ラフテレンクレーンやおるてれんクレーンを含むトラッククレーンなどでは、アウトリガーという張り出し足を有し、さらに後部には吊り上げ重量と同量のウエイトをセットしていますが、こうした海上起重機は海底に張り出し足をセットするわけもいかないので、最近よく耳にした、バラスト水を先端部で吊り上げる重量相当以上入れて先端部側に向かって転覆防止を図っていますし、理科の実験でやった人ならわかるのですが、お風呂の中で洗面器を浮かべて持ち上げようとしても、あの軽い洗面器が持ち上がらないあの原理を応用しています。

興味のある人が多い場合には、その仕組みについて、ここで記事にします。