「今日は、そんな事忘れて遊びに行くか?・・・」



これが、今日の遊びまでの流れだった。

3人で遊びに行くのは、月に3~4回程度、いつも香が仕切っている。

しかし、彼女達は恋人でなく、ただの友達で、あちこちで遊びまわっている事は、

社内では皆が知っている。

そのため、やっかむ同僚も多いが。・・・



やべえ~、もう18時まわってるじゃんかあ~。

ふと、オフィス内を見回すと、香も美雪も退社して、席にはいない。・・・



「片山常務、例の報告書、来週の水曜までに提出します。」

「お先に失礼します。」

片づけをして常務に挨拶に行った。

常務は、会長の息子でゆくゆくはこの会社の経営者になる人で、今、俺がいる

プロジェクトの責任者だ。・・・



「あっ、笠岡君、スキャンダルは困るよ!」

「フレンディーなのもいいが、注意しておいてくれよ!」

常務は、彼女達の事を言ってるようだった。

ふう~、別に関係ないじゃん。

コミュニケーションも大切なんだけど、おっさん達はこれだから困るよな~。

まさか、自分が不倫か何かしてるから、自分の身に置き換えて”ハラハラ”して

るのかな?

そう考えながら一人、ほくそえんだ。



 退社し、エレベーターに乗った。

 エレベーターには、同期の片岡が乗っていた。


 「おお~色男!」

 「今日も3人でデートかあ~?」


 「ああ、そうだよっ!」

 「それよりも、お前も一緒に来たいんじゃないの?」