アキラ No.4

アキラ No.4

「・・・・」
「そ、そんな事はないよ、って・・・」
図星だったようだ。

「でもなあ~、アキラが入社して来たときは、そんな感じ見えなかったけどなあ~?」

「んな事ないだろう。」
「ほれ木村。」
「あの可愛かった木村に声をかけたの俺だよ~!」
「そのおかげで、今度、お前が木村と結婚出来るんだよ~。」
「誰のおかげなのかな~。」
「はははっ。」

「アキラ、それは言うなよ~。・・・」
片岡は元気なさそうに言った。

「はははっ、じゃあ、彼女によろしく!」

電車に乗り、大名山に向った。
電車を降りたのが、19時05分、いつも人を待たせた事がなかった俺が遅刻して
しまった。

居酒屋に入り、先に来ていた香と美雪の座っている座敷に向った。

「お~! ご免ご免!」
「香と美里、待たせたな。・・・」
「もぉ~お、アキラったら、こんなに素敵な2人のレディを待たせてからっ。・・・」
美里が言った。

「おっ、それは失礼しました~。・・・」
「ねえねえ、アキラ今日は、この後、何処に行く?」

「カラオケ?」
「私、今日歌いたい気分なんだ。」