アキラ No.3

アキラ No.3

「ねえ、どうする。」
このやつきばやな美里の発言に香は笑っている。
「う~ん?」
「どうしようかな~。・・・」
「またまた、アキラがそんな言い方をしてえ~、カラオケ言ったら、マイク
離さないくせにぃ~。」
「あはははっ。」
このちょっと五月蝿い女性を、どうすれば黙らす事が出来るか、いつも思案
している。
「美里、あのなあ~?」

「お前その口どうにかなんないのかあ~。」
「俺、お前より5歳も年上だよっ。」
香は23歳、そして美里は香より1つ年下の22歳、香は去年、美里は今年の
春に入社してきた娘である。
「あらら~?」
「アキラはアキラなんだからアキラでいいじゃん。」
「きゃはは~っ。」
まだお酒もあまり入ってないのに、訳わからない事を言ってよく騒ぐ。
「よし、お前の口、俺の口で塞いで黙らせてやろうか?」
「きゃあ~、・・・アキラのえっちぃ~。・・・」
「それって、kissするって事じゃな~い。」
「でも、大事な私のファーストキッスを、アキラには奪われたくないわ。」
「はっ?・・・まさか?・・・」
「アキラは、私の事をいつもそんな目で見てたのね?・・・」
美里は自分の手を胸にクロスさせて、そして胸に当てて言った。

「ぷっぷぷ~っ。」
「俺は、鶏がらみたいな体に興味はないよ~だ。」
これはまるで子供の喧嘩だ。