アキラ No.8

アキラ No.8

<回想>
「ねえ、アキラ?」
「聞いてる?」
「何か”ぼ~っ”としてるよ?・・・」
「まさか? 私の体の事を想像してたんじゃあないの?・・・」
「うふっ。」
この美里の口は絶対俺の口で塞ごうと、この時確信した。
少しは、俺が男だから、危ないというのも教えてやりたいと思う気持ちもあったし。・・・
「だから、お前のような鶏がらは嫌だっていっただろ?」
「お前、胸ないじゃん?」
「はははっ。」
「ぷぅ~う。」
「じゃあ、触ってみる?」
美里は、胸を突き出した。
美里は、まだ酒もまわってないのに、大胆な言動をしてきた。
これは高校の兄貴の所に遊びに来た、兄貴の男友達を挑発している中学生の妹の
ようなイメージだった。・・・

「よし!」
「では、タッチさせてもらいます。」
俺は、おしぼりで軽く手を拭き美里の胸に差し出した。

「えっ?」
美里の顔が赤くなった。
「ぷっぷぷ~。」
「あははははっ。」
俺は、思わず吹き出した。
「あ~?」
「やっぱ、アキラはえっちなんだあ~。」
美里は顔があかくなったのをごまかすため、どうしても俺をえっちな男にしよう
としているようだ。
「はい、はい、どうせ俺はえっちですよ~だっ。」
子供の喧嘩がまた始まった。