アキラ No.10

アキラ No.10

「ほら、やっぱり。・・・」
「よっぽどの面食いじゃないのお~?・・・」
「そりゃあ、無いよ、だって、ママもいいなあ~って思ってるから。・・・

「まあ、それって私が綺麗じゃないっていうことかしら。・・・」
「うふふっ。」
「でも、アキラ君憎めないわあ~。」
「おほほほっ。」
他の客もこの話を聞いてて店内は大爆笑になった。
そのお店には、バイトの女性が3人いた。
その中の一人が、胸が小さい事をコンプレックスを抱いていて、彼女のその小さな
胸を見て俺は、客の特権も手伝い、その娘に失言をしてしまった。

「ねえ、綾ちゃん、胸ちっちゃいけどこの先困るよ~。」
ジョークのつもりだった。
「そうなのお~。」
綾は、自分の両手で両胸を触りながら言った。

「ねえ、アキラ君、触ってみる?」
この予期せぬ発言に驚いたのは、俺だけでなく、ママを除いての店内にいる10人の
人々だった。
その綾目当ての客は当然いて、隣にいる琢己もその中の一人だった。
その他、後二人のバイトの娘も驚いた顔をしている。
「えっ?」
「じゃあ、お言葉に甘えて、失礼します。」
隣では、微妙な顔つきの琢己の顔が視界に入ってきた。
また、後ろのBOXからは、痛いくらいの視線が突き刺さってきた。
綾の隣にいる、琴美も唯も綾の胸に伸びていく俺の手を見つめ固唾を飲んでいた。
「わあ~っ。」