陰陽師 占い(二)

陰陽師 占い(二)

「しかし、神社によっては、戦没者を供養奉ってる所もありますから、場所選びも結構慎重にやらないと行けません…」

「そして、お水は湧き水であれば良いのですが、水道水で果たして効果があるのかとなります。」

「なるほど!」

「それよりも、その地域で取れたお野菜だとかは、自然の恵みですから、そういったものを食べればいいと思いますよ。」

「そうか、首都圏に行ってファーストフードとかを食べるのは駄目ですよね!」

「いえ、けっしてそうではありません。」

「いくら、他県に工場があっても、輸送されてきたものを簡単に調理しているのであれば、それは、その吉方位の調理するものを使用するのですから。」

「はぁはぁ!」

「後ですね、お水取りの他にお土取りというのがありまして。」

「やはり、吉方位の神社にでかけて、お水と一緒にその神社の境内の土を持ち帰ると金運があがるとかと言われてます。」

「おお~、それは、いいことですね!」

「しかし、本当は砂を持ち帰らなければいけないのです。」

「砂?」

「土は、地球の表面を覆っているもので、砂は30cmくらい下にあるものをいいます。」

「となると、神社の境内を掘り起こさなければいけませんからね!」

「そうですね!」

「最近マナーの悪い方が増えて、あちらこちら掘り返す方が多いみたいです。」

「別に神社でなくてもいいのですか?」

「はい、海の砂浜の砂でいいですよ。」

「持ち帰った、砂を少量持ち歩けば尚更いいです。」

妻と顔を見合わせて、思い出した事がある。

「TVでよく見る風水士さんが、海外旅行に行けばよいとか言ってますが、これも祐気取りですかね?」

「そうです。 ただし、移動距離に上限がありまして、大体」12,000Kmです。」

「12,000Kmですか?」

「はい、12,000Kmを超えると日にちが変わってしまいます。」

「なるほど、時差ですね!」

「そうです。」

「では、下限は?」

「うーん、2kmくらいですかね!」

2Kmといえば軽く散歩する距離だ!

「2Kmですか?」

「はい、これも良い方位に2時間は最低でもいなければ効果はないですね!」

「これはいい事を聞いた!」

「休日に愛犬とちょっと遠くへ散歩をすればいいわけだ…」

「それでいいと思いますよ。」

「新婚旅行はどちらへ?」

彼が聞いてきた。

「海外です!」

「あ~、いいですね!」

「でも、国内で2日過ごして海外へでかけました。」

「国内はどちらへ?」

「私は、TDLに行きたかったのですが、妻が京都に行きたいと言いまして。」

「阿倍野清明神社には行かれたことがありますか?」

「いえ、その当時は陰陽師というのは、まだ聞いたことが無くて…」

「無名の新人女優さんが、参拝して絵馬を奉納して有名になりましたよね。」

「阿倍野清明を知ったのは漫画と映画でしか?」

「あっ、そうですか? ご存知かと思いまして…」

「近いうちに是非、奥さんと一緒に行かれてみればいいと思いますよ!」

「そうですね、チャンスがあれば、そのうちにでも…」

「では、映画は見てますよね!」

「はい、2本とも。」

「で、どうでしたか? イメージはつかめましたか?」

「うーん、そこまでは…」

「そうですよね! まだ、陰陽師というのは日が浅いですから…」

私自身もTVなどで除霊のシーンを客観的に見ていた。

でも、私には霊が憑いているのではと感じていた、そして、今、陰陽師と名乗る人が目の前にいる。

だけど、陰陽師って何?

半信半疑であったのは、今日、彼に出逢うまで!

今は、彼が私の守護霊と話しているから、幼少の頃からの、私のトラウマやお花畑の話も嘘でなく、こうして打ち明ける事が出来ているのも紛れも無い事実なのである。

「後ですね!」

「3回良い方位に引越しすれば、家を建てることが出来ます。」

「方位取りですか?」

「よくご存知で!」

「はい、私がこの家を建てたときに3回引っ越してますから…」